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【エンジニア年収1000万円キャリアアップ術】大企業出世ルート

こんにちわ。「IT業界で働いているけど年収1000万円達成するためには、どういうキャリアをたどればいいの?」という疑問をお持ちの方向けに下記の記事を書きました。

この記事では、年収1000万円を達成するための具体的な5つのルートを紹介しています。

今回はこの中の1つである「大企業出世ルート」の詳細を、実際の企業名の例を挙げながら見ていきます。

「大企業で出世ルート」の概要

このルートの概要ですが、名前の通り、大企業の正社員になって出世していきましょうということになります。

大企業の正社員なっても出世競争があり、全ての人が年収1000万円にたどり着くわけではありません。しかし、大企業は平均給与がいいので、人並みの出世、役員手前や更にその手前のポジションぐらいで年収1000万円ぐらいになることも多いです。部下の数で言えば20~50人ぐらい、内資の肩書きで言えば課長や部長補佐ぐらいのイメージです。

これらのポジションにたどり着くには時間がかかります。メンバー -> チームリーダー -> グループリーダー みたいな感じで、徐々に肩書きや年収が上がっていきます。20代で年収1000万円になるということは稀です。年収1000万円にたどりつくときは、ほとんどが30代中盤以降、40歳をこえることもあります。

また、年収が上がるにつれマネジメントという名の雑務やミーティングの割合が増えていき、技術からは遠ざかっていくことになります。

大企業の定義

では、ここでいう大企業とはどういった企業を指すのでしょうか。社員が何人以上とか売上が何円以上とかいう具体的は条件はありません。

年収1000万円が可能な企業は、下記の三パターンになります。

  1. SIer大手
  2. シェアのあるベンダー
  3. 有名ITサービス企業

SIer大手

世の中にSIerと呼ばれる企業は数多くありますが、その中で年収1000万円が見えてくるの大手だけです。ここでいう大手とは、規模(金額)が大きいプライム案件を受注できる企業、いわゆるITゼネコンの頂点に立つ企業を意味します。

代表的は例としては、富士通やNTTデータなどがそうです。他にもアクセンチュアなどの外資もありますが、これはSIerというよりはコンサルティングファームに分類されるので、別の機会に紹介したいと思います。

余談になりますが、この日本特有のSI構造で働くエンジニアをシステムエンジニアと呼んだりします。仕事内容はベンダーコントロールがほとんどでで、書類作成には長けるけどプログラムが書けないエンジニアと揶揄されることもありますが、年収がいいことは確かです。

シェアのあるベンダー

ハードやソフト問わず、シェアのあるベンダーだと年収1000万円を越えます。具体的な企業で言うと、Microsoft、Cisco、IBMなど、エンジニアでなくても知っているようなメーカー企業になります。

ITベンダーというと、ほとんど外資になってしまいますが内資もないわけではありません。SIerのところで紹介した富士通はメーカーでもあります。ERPのメーカーであるワークスアプリケーションズとかは給料が高くて有名です。

私の知人で、新卒でCiscoに入った人がいますが、2~3年目ぐらいのときに年収900万円だったそうです。

有名ITサービス企業

SIでもベンダーでもなく、独自のITサービスを作っているタイプの企業です。そのほとんどは、中小のWebサービス企業ですが、超有名どころだと年収1000万円は超えます。最たる例は、Googleです。他にも、Amazon(AWS)、Facebookなどがそうです。内資だと、DeNAなどになります。

SIerやベンダーだと、年収1000万越えポジションはだいたい管理職になりますが、このタイプの企業だと技術職でも年収1000万円超えが可能になってきます。

大企業で働くということ


では、この大企業で働くということは、どういうことなのか紹介していきます。

(※これはあくまで一般論です。企業によって特色や文化がありますので、必ず当てはまることではありません。)

ハードワークに注意

まず、基本的にハードワークです。ハードワークというと、ベンチャーや下請け企業にあるイメージですが、大企業もかなりのものです。特に外資や、平均給与の高い企業はその傾向が強いです。繁忙期は、毎日終電まで、場合によっては夜中や明け方まで働いて会社や近くのホテルに泊まるなんてこともあります。

ハードワークですが、大企業の場合は新卒やメンバー時はそれほどないことが一般的です。しかしポジションや年収が上がってくると、ハードワークになってくる傾向があります。

同じ企業でも、部署やポジションによってハードワークだったり、そうでなかったりします。ハードワークが回避できるかどうかは、運要素が強いと言えます。(実際に、働いてみないとわからない)

大企業で年収1000万円を目指すなら、「ハードワーク上等! バリバリ働く俺カッコイイ!」ぐらいに構えておく必要があります。

雑務の多さに注意

大企業で出世していくとマネジメント業務が増えていくと同時に雑務も増加傾向にあります。雑務と言ってもいろいろありますが、例えば部下の諸々の承認や上への各種申請などがそうです。

仕事内容も部下の仕事のレビューやミーティングが増えてきます。ミーティングで1日が終わると言うこともでてくるでしょう。技術に集中したい、ずっとプログラムを書いていたいという方には、合わない働き方となるので注意が必要です。

仕事環境は恵まれないことが多い

エンジニアの仕事環境といえば、自動昇降デスク、高級チェア、マルチモニター、最新パソコンなど恵まれているイメージが強いですが、大企業の場合、仕事環境は恵まれていないことが多いです。

やはり社員数が多いので、一人当たりにかけられるコストは少なくなってきます。仕事スペースは狭く、周囲は他部署の電話がうるさい、椅子は安物で腰が痛くなる、酷い場合はモニターが1枚しかないということもあります。

他にもリモートワークどころかフレックスすらない朝9時の定時出社、更にはエンジニアで外部との接触がないポジションにも関わらず、スーツ着用なんてこともあります。

Google等の例外はありますが、大企業でエンジニアをやるということは、このような環境で仕事をするということを覚悟しておく必要があります。

私が働いていた企業はまさにこれでした。自腹でアーロンチェアやバロンを買ってる同僚がいました。私もモニター1枚自腹で持ち込んでいました。トリプルにしたかったのですが、スペースが狭くそれはできませんでした。

年収1000万円の人の実際の仕事内容

年収1000万円超えの人の仕事は、プレイヤーとしての技術タスクをこなすこともありますが、たいていはプロジェクトマネジメントをすることになります。部下へのタスク割り振り、割り振ったタスクのレビューや進捗確認などです。他にも他部署や他社との関わりが増えてきますので、それらの管理や調製業務もあります。

これらの業務、新卒やメンバーの目線から見れば、キープレイヤーたちとバリバリ働いていてかっこよく見えたりしますが、実際にやっていることはたいしたことなかったりします(笑)

技術力や専門性はそれほど無くても大丈夫です。必要なのは、部下を鼓舞したり他者を巻き込んだりできるリーダー的な資質、カリスマ性です。ざっくりとした言葉を使うと人間力が必要です。

この人間力は、それが必要とされるポジションにつけば自然と身につくという考えもあるのですが、やはり本人の適性もあります。

人間力、そんなあやふやなものに評価されたくない、技術職でやっていきたい、でも年収は上げたいという方は、この大企業出世ルートではなく他のルートを選ぶ必要があります。

私は大手ITベンダーで働いていたことがあり年収UPを目指していた時期もありました。ただ自分にリーダー的資質がないことはわかっていましたし、管理職にも魅力を感じていなかったので、この大企業出世ルートは諦めました。

大企業に潜り込むための方法


この大企業出世ルートで年収1000万円を実現するには、当たり前ですが、まずは大企業の正社員にならなければなりません。ご想像の通り、このルートではここが一番の難所です。

大企業に入ったら入ったで、仕事内容、人間関係、出世競争など大変なことは多々あるのですが、やはり一番の狭き門はこの入り口になります。この最初にして最大の壁をクリアする方法を見ていきましょう。

SESで大企業で働いても未来はない

まずは注意しなければならいのは、SESでこれらの企業で働いても意味ありません。SIerに所属していると、協力会社としてこれらの大企業に出向して、その会社の名刺を与えられ、そこの正社員と同じ仕事をすることがあります。

しかしここでどれだけ成果を上げて高評価を受けても、「君優秀だね! ウチの正社員になってよ!!」ということにはなりません。そもそも会社側は人的リソースを臨機応変にするために正社員より単価の高いSESを使っているわけですし、契約の問題などもあります。その人の能力とかの問題ではないのです。

なのでSESで大企業で働いている人は、そこで経験を積んだり人脈を築くことは重要ではありますが、将来的にはそことは関係のない企業で働くことを考えていく必要があります。

新卒・第二新卒が基本

大企業に入る一番良い方法は新卒入社です。企業によっては、新卒入社と途中入社では待遇やキャリアパスが違ったりしますし、人間関係もスムーズになることが多いです。

しかし、現役学生でこのページを訪れている人はいないと思いますので、この方法は無理でしょう。

となると、次の選択としては第二新卒の枠を狙っての転職になります。キャリア3年ぐらいの20代中盤の方は、この第二新卒枠はかなりの狙い目です。ほとんどのケースはポテンシャル採用になりますので、キャリアはあまり関係ありませんし、学歴もそれほど重要視されません。今の仕事でしっかりと成果を出していることと、今後活躍できることを面接でアピールできれば可能性は誰にでもあります。

この辺りの戦略は、転職エージェントと二人三脚でしっかりと詰めていきたいところです。ただ、転職エージェントからしたら第二新卒は、採用年収が低いのでマージンの低い薄利多売の部類になります。エージェントによっては、かなり適当に扱われることもありますので、エージェントの見極めが重要です。第二新卒をターゲットにしている転職エージェントはたくさんありますので、良くないと思ったら別のエージェントを使うようにしましょう。

中途採用で潜り込む方法

いわゆるキャリア採用で、大企業に入る方法です。第二新卒期を過ぎた人は、この枠を狙っていくとになります。30代~40代の人が対象で、エンジニアとしてのキャリアを十分積んでおく必要があります

この枠は年齢が上がるほど、リーダー経験やマネジメント経験が求められるのですが、エンジニア採用はその限りではありません。私自信もメンバー経験しかありませんでしたが、30代中盤で大手メーカーに転職できました。リーダー経験がなくても、経験とポジションの仕事内容のマッチ度、タイミングや運で採用されることはあります。

このキャリア採用は、運要素がかなり大きいと言えます。ポジション募集が出るタイミングもありますし、企業によっては技術をわかっていない人事が書類選考のフィルターをすることも多いので、技術や経験が十分でも書類選考すら通らないこともあります。大企業への転職は運ゲーでそのうち採用されたらラッキーぐらいで、気長に構えていたほうが上手くいくこともあります。

私の元同僚で、非常に優秀な人だったのですが転職に1年以上かかった人がいます。技術力、経験、人柄、全て申し分なく、エンジニア目線から見たら年収800万円前後のレンジで採用できるならかなりお得なのですが、どの企業も評価しなかったようです。最終的には外資に転職して、今はバリバリと活躍しています。

このルートに適した人

大企業に入る方法と大企業で働くということを書いてきました。

これらを踏まえ、年収1000万円達成ルートの一つとして、この「大企業出世ルート」を選択するのに適した人は下記の様になります。

  • 最終的には技術職から遠ざかっても構わない、マネジメントをやる気がある人
  • コミュニケーション力、人間関係の構築に自信がある人
  • エリート意識が強い人、エリートに憧れが強い人
    大企業で働くことに自負がある
    スーツをビシッと着こなして働くことをかっこいいと思う
  • エンジニアっぽくない仕事環境でも構わない人
    小スペース、安物チェア、定時出社
  • ハードワークが覚悟でてきている人

まとめ

年収1000万達成ルートの一つとして、「大企業出世ルート」を紹介しました。

参考になれば幸いです。

ABOUT ME
tara
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年収360万円でIT業界のキャリアスタート
SES -> Web業界 -> 大手メーカー -> フリーランス
と経験してきて、現在は年収1000万円を越えました。

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