キャリア

人材不足に40代以降のフリーランスエンジニアも甘えていいのか

以下の記事によると、現在、IT求人件数は増加傾向ですが、それでも年長者の採用は敬遠されているとのことです。

年長のIT求職者、人材不足も企業は敬遠

有料記事なので全文は読めませんが、冒頭を読むだけでも内容はわかります。

米国ではIT(情報技術)求人件数は記録的な水準に達し、IT人材の採用は難しくなっているが、年長のIT求職者は企業で敬遠されている。

米国ではIT労働者の若年化が進んでいる。IT業界団体コンプティアがまとめた2019年のデータによると、IT業界では22~44歳の労働者が61%を占めるのに対して、全職業に同年齢層が占める割合は49%にとどまる。

(引用 WSJ 「年長のIT求職者、人材不足も企業は敬遠」)

40代を間近にした自分としては、こういった記事を目にする度に、以下の様な疑問が生じます。

エンジニア不足が叫ばれて久しいが、40代以降のエンジニアもその現状に甘えていいのか?

今回はこのことについて書きたいと思います。

この記事が役に立つ人

フリーランスもしくは正社員だけど将来が不安なエンジニア
40代間近、もしくは40代以降で今後の仕事受注に不安が残るフリーランス

20代、30代は簡単に仕事が見つかるという事実


私が定期的に会う知人にフリーランスでHR(人事)をやっている人がいます。

その彼が言うには、エンジニア不足はとにかく深刻らしく、20代のエンジニアに関しては採用基準が本当に低くなっているらしいです。経験がほとんどなくても、プログラミングスクールやちょっとしたWebサービス作成経験があれば、採用候補になるとのことです。30代でも、経験3年あれば有力な採用候補とのことです。

正社員ですらこのような状況ですので、フリーランスの求職なら更に困らないことでしょう。実際、私の周りはフリーランスエンジニアだらけですが、仕事の受注に困っている20代、30代の人は見当たらないです。

40代以降はフリーランスの仕事受注が困難になるという現実


20代、30代のフリーランスは仕事に困らない一方で、40代以降は確実に仕事が減っていくという厳しい現実があります。

これは、エンジニア不足が慢性している現在でも例外ではありません。

40代以降が敬遠される理由、というより若い人が求められる理由は、若い人の方が柔軟で吸収力がありおまけに体力があるから、なにより現場のリーダーからしたら年長者より若い人のほうが扱いやすいからです。

プロジェクトリーダーは30代~40代前半の場合が多く、この人たちからしたら40代、50代のエンジニアより同年代以下の人に対しての方がいろいろと要求しやすいので、20代、30代のエンジニアが望まれるということになります。

そもそも現場で望まれているエンジニアリング、技術力だけに限れば、経験3年のエンジニアと経験10年のエンジニアにそれほど違いがありません。経験が10年あっても、その中で活かせるものは直近の3年分だけというケースもあります。この場合は、単価の高い経験10年の方を採用する理由がありません。

エンジニア不足というのは、正確に言うと、ほどほどの技術を持っていて単価もそれほど高くない20~30代のエンジニアが不足しているということなんですね。

フリーランスの収入推移


仕事が全くなくなるわけではありませんが、40代、50代と生涯に渡ってフリーランスを続けていくのは厳しいという現実があります。

仕事の受注は、競争相手が若い世代で仕事の受注自体のハードルが上がる上に、受注できたとしても収入はそれほど良いわけではありません。40代、50代になったときは同年代の正社員は1000万円前後の年収だったりします。

不安定で保障が全くないフリーランスでやっていくメリットが、年齢を重ねるほど薄れていきます

40代以降の求職困難の対策


40代以降の求職は困難、40代以降もフリーランスを続けていくのは先細りの未来しかないというのは、まぎれもない源氏です。では、この厳しい現実に対して、フリーランスエンジニアはどのように対策していけばよいのでしょうか。

対策としては、以下が考えられます。

  • 安定した仕事受注をできるように日々勤める
  • 正社員への転職を考える
  • エンジニア以外の収益源を考える

安定して仕事を受注するために

フリーランスの仕事の受注は、エージェントを用いた仲介サービスを利用するのが一般的ですが、できれば人づて、つまりは同業者やクライアントからの紹介で仕事を受注できるようにするべきです。

フリーランスの経験が長くなればなるほど、歳を重ねれば重ねるほど、仲介サービスより人づての紹介比率を上げていくべきです。

つまりは人脈形成が重要になってきます。といっても、何かのイベントに出向いて名刺を配りまくれといいっているわけではないですよ(笑)

大事なのは、今やっている仕事で良好な関係を築けるかどうかです。しかしこれが難しいことだったりします。

仕事でパフォーマンスを出して実績をつくるのは当たり前のことです。誰もがやっていることです。さらにそこから抜き出るためにはプラスαが必要となってきます。

基準としては、今関わっている仕事が終わったあとも、発注者や同僚とプライベートで会う関係になっているかどうかです。年1回ぐらい、理由もなくたまに会って飲みに行けるぐらいの関係になれればベストです。そこから仕事に派生することもあります。

注意点としては、いくら仕事を持っていそうだからと、人間的にウマが合わない場合は無理して関係を築く必要はありません。仕事のみの関係で十分です。人間的に魅力がない人から仕事を受注しても、あまりやる気が起きませんからね。

あくまで人付き合いを楽しむのが主目的で、もし仕事が発生したらラッキーぐらいに考えていいと思います。

正社員に戻るのもあり

これまでの経験を活かして、正社員に戻るというのもアリだと思います。

フリーランス時よりは年収が下がる思いますが、安定した収入というのはやはり魅力的です。柔軟に働きづらくなる、固定された人間関係などといったデメリットはありますが、将来の不安が薄くなる(完全になくなるわけではない)というメリットもあります。

このメリットとデメリットを天秤にかけて、どちらが勝るかでフリーランスを続けるか正社員になるかを判断していいと思います。判断基準は人それぞれです。その人が歳を取ったときのフリーランスにどれだけ不安が感じているかですが、生来の性格や家族構成など要因は様々でしょう。

エンジニア以外の収益を考える

元も子もないことを言うと、フリーランスにしろ正社員にしろ時間労働をしていることに変わりはありません。仕事があるない以前に、その本質自体が、歳を取ったときに辛いことだと個人的には思います。

そう考えると、エンジニアとは別の収益源も考える必要が出てきます。

よくあるのは、不動産、金融取引、アフィリエイトとかでしょうか。

このサイトではエンジニア業以外で稼ぐ方法は記載しませんが(というか知らない・・・)、時間やエネルギーがあるうちに挑戦してみるのもいいと思います。

tara
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ただ、私自身もそう考えてアフィリエイト目的でこのブログを始めたわけですが、ドメイン代やサーバ代にもいたっていません。完全な赤字です・・・(涙)

まとめ

まとめ
  • 40代以降、仕事がなくなっていくのはフリーランスも同じ
  • 対策やキャリアプランを考えておく必要がある
  • 若いフリーランサーは今の内に稼いでおくべき
ABOUT ME
tara
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年収360万円でIT業界のキャリアスタート
SES -> Web業界 -> 大手メーカー -> フリーランス
と経験してきて、現在は年収1000万円を越えました。

エンジニアのキャリアアップに役立つ情報を発信していきます。