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【転職活動対策】エンジニアがキャリア採用の面接で上手く立ち回る方法

エンジニアとしてスキル向上と年収向上を達成するには、転職はオーソドックスで最も効率のいい手段です。

この転職には面接がつきもの、というか面接が(ほぼ)全てです。しかし、この面接は求職者にとっては非常に嫌な物です。面接に落とされる度に、自分の全てを否定された気になりますよね。

全ての面接を通過するのは不可能です。しかし可能な限りこんな嫌な思いをしないために、今回はエンジニアの面接に特化した対策、上手く立ち回る方法を解説します。

この記事が役に立つ人

転職活動中で面接対策をしたいエンジニア
面接が苦手なエンジニア
面接で落とされて、落ち込んでいるエンジニア

私は転職経験は2回ですが、転職活動自体は4回ほど経験があります。それだけ、たくさんの面接を受け、たくさん落とされてきました。さすがにこれだけ落とされたら見えてくるものもあります。

また7年在籍していたWebサービスの会社では、エンジニア採用の面接官もしていました。

tara
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これは、この両方の経験から得た独自のノウハウですよ!

自己紹介

だいたいの面接は、下記の流れになります。

  1. [採用側] 会社の説明、事業/サービスの紹介など
  2. [エンジニア] 自己紹介
  3. [採用側] 職務経歴についての質問 or 一般的な質問
  4. [エンジニア] 逆質問

最初の会社側からの説明はない場合も多いです。ある場合は、聞いておくだけです。

それが終わったら次に、じゃあ自己紹介お願いしますとなります。このときは相手がただ聞いているだけです。

自己紹介は話力より構成力が重要

この自己紹介のフェーズで大切なのは話力ではありません。下を向きながらぼそぼそと話すのは当然NGですが、スラスラ、ペラペラ流れるように話せるようになる必要もありません。

大切なのは話す内容の構成力です。端的にポイントを伝えられればOKなので、論理的思考に重きを置くべきです。

自己紹介では、この仕事はこれが大変だった、自分はこんな活躍をしたとかは言う必要はありません。やってきたことと、期間、規模を話すだけです。職務経歴書の外枠、見出しを口にするぐらいのつもりでいいでしょう。

経歴が短い場合はこれだけだと数秒で終わってしまいますので、仕事内容の詳細を加えるぐらいはしても構いません。ただそれも相手が不快にならない程度の長さになるように調製するべきです。

相手はこの自己紹介の段階で能力を見極めようとはしていません。あくまで面接の導入、儀式的なものです。「さ、お互い自己紹介終わったので本題に入りますか」ぐらいに考えています。

なので、ここで自分の強みをアピールするために何分も話し続けるのは論外です。どれだけすごい経歴やスキルがあっても、空気が読めない奴と烙印を押されるだけです。

  • 自己紹介はただのテンプレ、本題に行く前の儀式
  • ペラペラ話せる必要はない、端的にポイントを伝える
  • アピールの場ではない、何分も話し続けない

時間は1~2分、状況に応じての調整はやめておいた方が無難


時間で言えば何分がいいとかはありません。基本は1分~3分程度ですが人や状況に寄ります。

が、話をしながら相手の表情や状況を見極めて時間を調整するというのは難しいので、あらかじめ1~2分で終わらせられるように準備しておいたほうがいいでしょう。

とにかく、時間は短めに要点だけ伝えるのを心がけるべきです。

もし話しているときに相手がもういいよと表情に出始めたら危険信号です。巻きで終わらせましょう。

そういうのを表情に出すかどうかは面接官によるのですが、技術者や経営者なら臆面もなく出す人も結構います。本業が採用でないので、もういいよと思った瞬間、自分の時間をもう面接に使いたくないと思います。

また、自分が偉いと勘違いしているHR(人事)にもそういう人はいます。

注意としては、面接官が一流のHRの場合、そんな表情は出しません。だからといって、好感触と判断してアピールし続けないようにしましょう。やさしそうな表情の裏では、確実にマイナス評価されています。

アピールは自己紹介でするものではありません。相手の質問に回答するという形でするようにしましょう。自己紹介と自己PRは別物だということを認識しておく必要があります。

  • 時間は1~2分、要点だけ伝える
  • 相手の表情が曇る前に終えられるようにしておく

募集ポジションと自分の強みのすり合わせ

面接の目的はたった一つです。募集ポジションと応募者のマッチ度を測ることです。

その手段として、面接する側は、これまで経験について質問するという形をとります。

つまり応募者側としてするべきことは、その質問に回答しながら「私の強みはあなたの募集ポジションとここがマッチしてますよ」と説明してあげるということになります。

職務経歴書は話のたたき台となることを認識する


職務経歴書は面接官とする話のたたき台となるものです。面接官は職務経歴書を元に質問してきます。その回答に自分の強みを説明するようにしなければなりません。

そう考えると職務経歴書はとても重要なものになります。ただフォーマットにそって形式的に書けばいいというものではありません。

職務経歴書には、自分がアピールしたい項目に面接官を誘導するという役割があります。なので嘘は書いてはいけませんが、自分が得意な技術を使ったプロジェクトを厚く書くなどのカスタマイズは必要です。

エンジニアの職務経歴書は、使った技術や環境を記載しますが中には自分が詳しくない環境などもあります。プロジェクトが大規模であるほど、その技術使われてはいたけど、自分の担当じゃないので何に使われいたのか不明というのはあります。

面接では、その技術について質問されたくありません。素直に「担当じゃないのでよくわかりません」と答えると、じゃあこの経歴書にある他の技術もよくわからないのかとなってしまいます。質問されたら困る技術は、質問されてOKの技術/環境を記載した後に、etcなどのワードでくるんでしまうのがいいでしょう。

本番で自分が見る職務経歴書は用意しておく

また注意点として、面接では相手は職務経歴書をノートパソコンで見る場合があります。プロジェクターに出力もせず、印刷した物も渡さないという場合があります。応募者に配慮がかけた嫌な対応ですが、こういうケースは結構あります。とくに面接官がエンジニアのみの場合は。

相手がノートパソコンで見ていて自分は何も見る物がないというのは不自然なので、あらかじめ自分でも印刷物かノートパソコンを用意して、職務経歴書を見ながら話せるようにしておきましょう。

面接官が人事でもエンジニアでも話すことはほぼ同じ


自分の経歴への質問に対して回答する場合、相手がエンジニアでもそうでなくても話す内容はほぼ同じと考えておきましょう。

相手がエンジニアといえど、自分がやってきた技術に精通していることにはまれです。なので話すときは、相手はその技術について知らない、もしくは概要だけ知っている前提で話すようにします。

つまり人事や経営者の人に対して説明する内容と変わりません。もし、面接官がその技術に詳しいエンジニアなら、話す内容をより技術方面にシフトしていくようにします。

相手がエンジニアでもそうでなくても、話す内容は誰にでも通じるレベルから始めるようにします。

技術的な話をして、通じなかったらより一般的な話にシフトしていくというアプローチはNGです。

自分の強みは決めておく

面接に望むにあたり、自分の強みは特定しておくようにしましょう。

経験があるほどカバー範囲が広くなり、「何でもできます!」と答えたくなるのですが、会社側はそれだと納得しないんですよね。募集ポジションと強みの不一致と判断されることが多いです。

なので、自分ができる領域が、A,B,Cとあっても、募集ポジションの業務内容がBよりなら、自分の強みはBですと答えてあげましょう。A,B,C何にでも対応できますというのは評価されにくいです。

これは募集ポジションがBができて、A,Cができればさらにベターと記載されている場合でも一緒です。A,B,C何でもできる自分は完璧でしょと思っても、向こうは結局何ができるのかわからない、我が社にはマッチするポジションがないとかと言い出します(笑)

なので、自分の強みはBですと断定したほうが良いです。その上で、ACもできるけど、最近はBをやることが多いとか、Bの経験が一番長いとか、今後もBをやっていきたいと補足説明してあげましょう。

もちろん嘘はダメですよ。これをやっていいのは、本当にA,B,Cが均等にできる場合です。

全然得意でないのに強みですというは論外ですし、A,B,CができてAが得意なら、強みはAですと素直に答えましょう。その上で、今後はBもできるようになりたいと答えましょう。

質問されることはほぼ決まっている

職務経歴書の内容以外で質問されることは決まっています。面接官のテンプレなのか思うぐらい、下記の2つは聞かれます。

  • (技術的に)困難な課題に直面した経験と、その時にどう対応したか教えて下さい。
  • 今後どうなりたいか、教えて下さい。

技術的な困難な課題に直面した経験

これは必ずと言っていいほど、聞かれる質問です。なので、何か一つは前もって用意しておきましょう。

サンプルとしては、以下の様な感じです。

課題 解決
ヒューマンリソースが足りない、オペレーションミスが多発する運用体制だった ジョブ管理ツールを導入してバンバン自動化していった
Aという技術では、○○○という解決できな問題があった 採用技術をBに変更して、Bはxxxができるので解決した
移行や処理に時間がかかりすぎる問題があった ○○○という手法を取り入れて解決した
構成変更、デザインパターンを変更して解決した

何でもいいので、○○○という問題があって、xxxというう手法で解決したと言えるようにしておきましょう。自分一人で解決した物でも、チームで解決した物でも構いません。チームで解決した場合は、自分の役割を言えるようにしておきましょう。

私が経験した中では、ホワイトボードに図を書きながら説明して下さいというのもありました。なので、図にかけるぐらいの規模の物は準備しておいた方がいいと思います。MTGで登場した図などを思い出してみましょう。

今後どうなりたいかは(一応)言えるようにしておく

質問されないこともありますが、高い確率で聞かれることが、今後どうなりたいかです。

これは内容は重要じゃありません。ただ言えないことが不味いです。なので答えるようにはしておきましょう。

5年後こうなって、10年後はああなってと具体的に言える必要はありません。「自分に足りない物が○○○で、できるようになりたい」と答えられる程度で十分です。その内容が、その会社に入って身につけられることだとベターです。

中には、それができるようになったらその先更にどうなりたいかと意地悪なことを聞かれることもあります。「その時に自分の考えがどうなってるかわからないが、もしかしたらマネージメントに興味を持つようになっているかもしれない」とでも答えておけばいいでしょう。

私は一時期、この質問に対して、

tara
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今度どうなりたいかは特に考えていない。
その時々に興味がもてる技術、仕事ができればいい。

と答えていましたが、面接を通過することはなかったです。面接を通過したのは、この質問をしてこなかった企業だけです(汗)

正直に答えるのも考え物です。面接は、面接官が望む回答をしてあげるというスタンスで取り組みましょう!

逆質問はどうすればいいか?

面接に行く前から用意しておく数

逆質問は、面接に行く前から4~5個は用意しておきましょう。質問する内容は、技術的な質問事業について働き方についてなどです。技術/事業/働き方について2:1:1ぐらいの割合がバランス的に丁度良いです。

技術的な質問ができるのは、面接官がエンジニアの場合のみです。そうでない場合も考慮して、事業や働き方についての質問も用意しておく必要があります。

逆質問を用意しておく理由は、最後に聞くためではありません。ここまでに辿り着く過程で、話し合いの中でこちら側から質問することもあります。その話し合いの中で、ふと疑問に思ったことを聞くのがベストですが、あらかじめ逆質問を用意しておけば、話し合いの中で疑問も生じやすく質問もスムーズにできます。

最後の逆質問になったとき、用意しておいた中で、残っている物をいくつか聞くというバランスがいいでしょう。

では、どんなことを聞けばいいのでしょうか?

技術的な質問

技術的に聞いておくべきことは、自分が精通しているものと、あまり知らないものの2つに大別されます。

自分が知っている技術について

これは特に質問しなくても大丈夫ですが、もし募集ポジションのコア技術なら、採用理由や自分はこういう使い方だったけど同じかどうかなどを聞きましょう。

自分に経験がない技術について

募集要項に、自分の知らない技術がある場合は、それは逆質問の材料になります。

  • キャッチアップを行う上で身につけておくべき前提知識は何か
  • 新技術ならではの注意点、自分が知っている技術との相違点

などを聞くと良いでしょう。

事業についての質問

エンジニアといえど、事業に無関心というわけにはいきません。

関わったことのない事業について関心を持てというのは難しいと思いますが、何か1つ疑問をひねりだしてみましょう。

今後の市場規模の予測はどうなっているのか、事業の成長スピードなど軽く聞いてみるのもいいと思います。

働き方についての質問

働き方について聞きたいことは、たくさんあると思います。

  • 残業は多いのか? ハードワークなのか?
  • 私服勤務はOKなのか? 短パン、サンダルぐらいゆるいのか?
  • リモートワークはOKなのか? どれぐらいの割合の人がリモートで働いているのか?

本音ではこのあたりをまず聞きたいと思います。が、まずは建前を大事にして下記を聞きましょう(笑)

  • チーム構成は? 自分と一緒に働く人はどんな人?
  • メールやMTGの頻度、タスク管理の方法などについて
  • リリースの頻度は?

これらを確認したら、ハードワークか否か、リモートワークの可否なども見えてくることもあります。見えてこない場合は、上記の本当は知りたい質問をしても大丈夫です。

諦めも肝心

最後にマインド面の話になりますが、転職活動は諦めも肝心です。

これほどまでに準備をして対策を練っても、面接は相性タイミングなど、運要素がかなり大きいものなので、ダメなときはダメなものです。

絶望的に話が合わない面接官のときもありますし、相手の募集熱意がそれほどでないときもあります。

面接で落とされて、面接官が無能、見る目がないと毒づいても、精神上よくありません。また、自分はダメなんだといちいち悲観していても何にもなりません。

面接なんて落とされるのが当たり前ぐらいに考えておきましょう。落とされても、もっといい会社で働く機会を得られたと前向きに捉え、次の行動に移りましょう!

ABOUT ME
tara
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年収360万円でIT業界のキャリアスタート
SES -> Web業界 -> 大手メーカー -> フリーランス
と経験してきて、現在は年収1000万円を越えました。

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