キャリア

「優秀な人は転職市場に出てこない」そんなのは嘘です

以下のツイートが話題になっているようです。

私がはじめて転職活動をしたのは10年前ぐらいですが、当時から優秀な人は転職市場には出てこないという話はありました。

tara
tara
じゃあ自分は優秀じゃないのか・・・
キャリアアップしたいけど転職活動しか方法がない人はどうすればいいのか?

なんてことを思いながら、転職活動していいました。今回はこのことについて書きたいと思います。

「優秀な人は転職市場には出てこない」これって本当?

優秀な人ほど転職市場に出てこない

今も昔も、よく言われることですがこれって本当なのでしょうか?

私個人としてはこの意見には否定派ですが、一理あるとは思います。正確に言えば、

キャリアを積んだ優秀な人は転職市場には出てきづらい

です。潜在的に優秀な若手、20代、30代の優秀な人は転職市場に全然います。

年齢が上がれ上がるほど、転職市場には優秀な人は出てきづらいのは本当でしょう。理由としては

  • 優秀な人は、転職の必要性を感じていないことが多い
  • 優秀な人は、能動的に動かなくても仕事の話が入ってくる
  • 優秀な人は、転職したいと思ったら転職媒体やエージェント以外の選択肢がある

などが上げられます。

転職の必要性がない優秀な人


優秀な人は、基本的に所属会社から評価されています。なので給料もいいし、人間関係も問題無いことが多いでしょうから、転職の必要性を感じていません。

また優秀な人は、正当に評価されていなくて給料が少なくても、仕事が楽だったりして副業などで本業以上に稼いでいたりすることもあります。

こういった事情から、優秀な人は転職の必要性を感じていないことが多いため、転職市場には出てきづらいのです。

優秀な人(の一部)は、どうやって職に就くのか


とはいえ、人は優秀/無能関係なく別の仕事をしたいと思ったり環境を変えて新たな挑戦をしたいと思うものです。

このとき、優秀な人には転職媒体や転職エージェントを使う以外の選択肢があります。それが、ヘッドハンティングリファラル採用です。

ヘッドハンティング

ヘッドハンティングは、ヘッドハンターからコンタクトを受けて転職します。これだけだと転職エージェントを使った通常の転職活動と同じようですが、明確な違いがあります。

ヘッドハンティングはヘッドハンターが企業から要請を受けて数ヶ月、もしくは1年以上かけて候補者を絞り込んでいきます。

ヘッドハントの対象者は、能動的に登録してきた転職したい人ではありません。人脈やSNSを駆使して転職を考えていない人にもコンタクトをとります。主な対象者は、何らかのプロジェクトを完遂したとか新技術のリーダーエンジニアなどでメディアに出てきた人、もしくはその人とつながりのある人です。

なので、残念ながらヘッドハンティングはほとんどの人には無縁の手段です。私の知人の中にもヘッドハンティングされたことがあるという人はいません。

リファラル採用

リファラル採用とは、社員推薦による採用のことです。

昔から友人、知人の紹介で転職することはありましたが、最近はリファラル採用と呼ばれるようになってメジャーな方法となってきました。

制度化する会社
も増えてきており、また専用のサービスなども出てき始めました。冒頭のツイートした人も、リファラル採用のプラットフォームをリリースした会社の代表のようです。

優秀な人と評される大半の人は、このリファラル採用かと思います。知人経由ということもあり、ある程度の実績は保障されていてハズレの可能性も低いので、採用側も受け入れやすいのでしょう。

私の周りも、友人・知人経由で転職する人が多くなってきました。まあこれは単純に私が年をとってきたというのが主な理由だと思いますが。。。

副業からそのまま社員へ

副業が一般的になりつつある最近らしく、副業からそのまま社員になるというケースも増えてきました。

転職は考えていないけど、興味があったりお金が欲しかったりで週末だけジョインしていたら、次第にそっちのほうに力を割きたくなって本業になっちゃったみたいなケースですね。

副業でジョインするということは、バイタリティがあって本業以外の技術や環境にも興味が強いということなので、それだけで優秀と言ってもいいかと思います。

大半の企業は「週2、3日や週末だけのジョインOK!」ということはしませんので、こういった人材は獲得できません。それで転職市場には優秀な人がいないと言っているんですね。

転職市場に優秀な人はいる説


先にも書いたとおり、私は「優秀な人は転職市場に出てこない」という意見には否定派です。転職活動を何回もやってきた身として、この意見を肯定したくはありません。

転職市場に優秀な人はいる説に1票です。

  • ヘッドハンティング
  • リファラル採用
  • 副業から本業

こういった流れで優秀な人が職を得ているのは確かです。しかし、まだまだこういった手段を取る人は少数派です。大半の人は転職メディア、転職エージェントを使います。その人たちを、優秀でないと一括りするのは暴論もいいところです。

採用側の思考停止説

採用側は社員の紹介であるならば、ある程度の保障があるので最低限の人材は確保できます。一方、エージェント経由の候補者にはハズレがいることは確かです。しかし、当然エージェント経由にも優秀な人はいます。

この玉石混淆の中から、面接だけで優秀な人を見抜くのは至難の業です。長年の人事経験がある人でも同業のエンジニアにもできません。なので社員推薦とエージェント経由の候補者がいたら前者を選ぶ傾向にあります。

リファラル採用の候補者群と転職エージェント経由の候補者群から無造作に人を選んだら、前者の方が期待値が大きいという考えです。ただの思考停止と言っていいでしょう。

選定眼がないゆえにリスクの少ない選択をしているだけなのに、このことを、転職市場には優秀な人が出てこないと言っているのです。

自社の状況を転職市場の状況に置き換えている説

「優秀な人は転職市場に出てこない」と傲慢なことを言う人のほとんどは、自社に優秀な人が応募してこない問題を、転職市場に優秀な人がいないという問題に置き換えています。

事実、売り手市場とはいえ大企業や先鋭的な技術会社は人の採用にそれほど困っていません。転職エージェント経由でも優秀な人を普通に採用できています。

しかし多くの企業はそれができないので、「優秀な人は転職市場に出てこない」といった声が通説のように扱われるのでしょう。

ただのポジショントーク説

ただのポジショントークの可能性もあります。冒頭のツイートはリファラル採用のプラットフォームをリリースしている会社の代表の立場からによるものですし、賛同している人の中には知人経由で転職した人もいるでしょう。

こういった意見を肯定すれば、自分は優秀だということにできますからね。

転職活動する人へ

若い人は全く気にする必要なし

転職市場には優秀な人がいないと蔑まれながらも、それを受け入れて転職活動するしかない・・・orz

私は転職活動していたときに、このような思いを持ちながらやっていましたが、全然こんなことを思う必要はありません。

私も今は人づてで仕事の話が来るようになりましたが、これは私が優秀だからというわけではありません。10年以上働き続けてきて、それなりに知り合いが増えてきただけだからです。年を重ねれば、知人経由で会社に入る機会が増えるのは当たり前の話です。

逆に言うと、若いうち、キャリアが不十分なうちは転職エージェント経由で転職して当たり前です。優秀、無能は関係ありません。若いうちは仕事の話をするのも同僚だけに限られたり、周囲の人も経験は1~2社だけとうことが多いので、仕事の誘いがないのは当然です。

自分の都合を優先する

優秀な人は転職市場に出てこない

こんなことはいつの時代も言われていることです。いちいち気にしていたら、何も行動できません。

当たり前のことですが、世間の風潮がどうれあれ自分の都合を優先すべきです。キャリアに行き詰まりを感じており今の会社に居続けるのは時間の無駄でしかない、ブラック企業で体が持ちそうにないなどといった事情があるなら、転職媒体なり転職エージェントを利用してとっとと転職してしまいましょう。

転職先でキャリアを積んでいけば、そのうち仕事の話も来るようになりますし、「優秀な人は転職市場に出てこない」という通説も気にならなくなります。

まとめ

以上、「優秀な人は転職市場に出てこない」という説に異を唱えるエントリーでした。私自身、転職を数回してきた人間なので、少し熱くなってしまいました(^_^;

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tara
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年収360万円でIT業界のキャリアスタート
SES -> Web業界 -> 大手メーカー -> フリーランス
と経験してきて、現在は年収1000万円を越えました。

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