キャリア

エンジニアの英語の必要性 英語で変わるキャリアとは

昔も今もビジネスの基本スキルとしてあげられる3大スキルとして、ITリテラシー、会計、英語があります。その中でも英語は筆頭の地位にあると言ってよいでしょう。

エンジニアといえどビジネスマンには変わりありません。ということは、これらのスキルを身につけておいたほうがいいのでしょうか?

ITリテラシーはエンジニアだから問題ないとして、会計や英語は普通に働いているだけでは身に付く気がしませんよね。

私は20代のときに簿記と英語を勉強したことがありまして、簿記は2級、英語はTOEICが650点程度です。しかし、これまでの人生で簿記はほとんど役に立ったことがありません。リーランスになって自分で確定申告をするようになりましたが、簿記を学んでおいて良かったと思ったこともないです。

英語は
というと、TOEIC650点程度の日常会話ができるぐらいですが、この程度でも勉強しておいて良かったと思ったことはあります。逆に、もっと勉強しておけば良かったと思ったことは多々あります。

tara
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今回は、エンジニアにおける英語の必要性を説明します。

エンジニアとして働いていても英語は身につかない?

結論から言うと、多少は身につきます。しかしビジネスで通用するほどではありません。

エンジニアとして仕事をしていると、参考資料が英語である場合がかなりあるので、以外と読めるようにはなります。しかし技術文書が少し読めるようになるだけで、ペーパーバックがスラスラ読めるようになるなんてことはありません。

またプログラミングの命名やコメントは英語で書くことが多いので、ライティングも多少はできるようになります。ビジネスメールぐらいはなんとか書けるレベルにはなるでしょう。

逆にこれ以上の英語スキル、つまりビジネスレベルの英語を身につけるには、仕事とは別途、個人的な勉強が必要です。

グローバル企業・外資系で働けば英語が身につく?

グローバル企業・外資系といえど、個人的に勉強しない場合は英語はほとんど身につきません。

会社やポジションによってはミーティングも英語で、英語を強制的に勉強しなければならない環境だったりしますが、そんなことはめったにありません。ごく一部のエリートだけの話です。

グローバル企業や外資の場合、組織が大きいので英語必須部署は既に英語が話せる人だけで構成されていることが多いです。その部署との連携も間に語学堪能な人が入ることが多いので、日本語だけでも特に困ることはありません。

私は3社目の時、周囲の3~4割ぐらいは、欧米、インド、中国、韓国の技術者で、slackやドキュメントは英語が標準でした。簡単なやりとりは口頭で英語でやっていました。この環境で1年と少し働きましたが、英語の勉強はしなかったので英語力は入社前とほとんど同じです。

エンジニアで強制的に英語を勉強しなければならず、結果的に英語が身につくというのは下記の場合のみです。

  • 小規模の外資で、周りはほとんど外国人で、社内では英語しか使わないというケース。
  • 駐在ではなく、海外の現地採用で、海外のソフトウェア会社に飛び込んだケース。
  • グローバル企業のエリートポジション。

これらのケース以外は、意識的に英語を勉強をしないと身につきません。その際は、相当の努力、強い意志、時間が必要です。

私は上記の3ケースではないので、20代のとき英語を勉強していたのですが、途中で挫折しました。個人的に、語学は苦手分野です。

エンジニアのキャリアに英語が役に立つとき


身も蓋もないことを言うと、英語が一番役に立つシーンは仕事ではなく転職活動です。

英語文献しかない最新技術を扱うときでも、外国人と働いている時でもありません。もちろんこういった時も英語は役に立つのですが、それより英語が大きな力を発揮するのは、レジュメにTOEICの点数を堂々と書けること、面接官に英語はビジネスレベルと言えることです。

これができるだけで、転職の選択肢が全然変わってきます。外資系に特化したエージェントと英語ミーティングして、給料の高い案件をバンバン紹介してもらえるようになります。

私は、20代と30代のときに1回ずつ計2回の転職活動を経験しているのですが、2回とも英語を勉強しておけば良かったと強く思いました。働いている時は、英語の必要性が皆無なので英語は勉強しなくなるのですが、ステップアップしようと行動に移したときに、英語の必要性を強く痛感します。

エンジニアと英語の必要性

英語が不要な人

生涯、国内でエンジニアとしてやっていこうと考えている人は不要です。業務を通して自然と身につく下記のレベルでこと足ります。

  • 英語文献が読める
  • チャットでなら簡単なコミュニケーションができる
  • 英語で成果物(コードやドキュメント)を作成できる

これらも今すぐできるようになっておく必要はなく、必要になったら翻訳サービス片手になんとかするぐらいでOKです。

国内でエンジニアとして働く限り、チーム内でのコミュニケーションは日本語中心になりますし、海外との連携も語学堪能の人がいて困る場合はほとんどありません。

英語が必要な人

逆に、生涯エンジニアでいようとは考えていなくて、将来的にはグローバルな環境でコンサルやプロジェクトマネージャーとして働きたいと考えているなら、英語はできたほうが良いでしょう。必須と言っても良いかも知れません。

これらのポジションは、海外のエンジニアチームとの英語ミーティングも多く、進捗管理なども必要なので英語話者との密なコミュニケーションをとれるようになる必要があります。

またエンジニアでも、海外で働きたい、小規模な外資のエンジニア集団に入りたいと考えている場合は、英語が必要になってきます。

英語はどれぐらい勉強すれば良いのか


エンジニアとして海外で働きたい、コンサル/プロマネのエリートルートにステップアップしたい、だから英語を勉強すると決心した方へ。では、どれぐらい英語を勉強すれば良いかご存じでしょうか。

一般的には、3000時間が一つの基準と言われています。3000時間、勉強を継続することができればTOEIC800点超えでビジネスレベルになります。この時点では、まだ英語ミーティングを労せずこなせるというレベルではないでしょうが、とりあえず外資への転職は可能なので英語必須環境の土台に立つことはできます

英語で食べていける専門家レベル、ネイティブからしても違和感ないぐらい話しやすいレベルは、英語の勉強10000時間以上必要と言われています。この時点だと、TOEICは満点近いでしょう。

しかし、まあここまでになる必要はないので、とりあえずの目標は3000時間の勉強でしょうか。3000時間はかなり大変です。毎日3時間、勉強したとしても3年はかかります。仕事で疲れて夜遅く帰宅したときでも、勉強を継続できるような並大抵の努力が必要です。むしろ趣味に近いレベル、語学が好きという方でないと辛いかもしれません。

何度も言いますが、私は挫折しました。。。orz 語学は全く好きにはなれず、勉強はかなり苦痛でしたが、エリートに成り上がりたいという思いは人一倍強かったのでかなり頑張ったつもりです。しかし、その願望だけでは、動力源として弱かったようです。

結局、エリートルートへの進路変更はかなわず、一生エンジニアのフリーランスルートを辿っていました。こっちの方が性に合っているので、後悔はないのですが、もしあの時ふんばって英語を勉強しつづけていたら別の道もあったかと思うときはあります。

英語より大事なもの

エンジニアとして、英語より大事なものがあります。技術力はもちろん、一般的なコミュニケーション力、基本的な働き方などがそうです。

かつての同僚に、海外留学経験ありで英語が強みのエンジニアがいました。それだけならいいのですが、英語できるアピールが日常茶飯事であまり関わりたくない、言葉を選ばずにいうとウザい人がいました。実際、ある仕事で関わったことがあるのですが、残念な感じでした。引継ぎをろくにせず仕様不明のままのタスクを丸投げされました。

こんなことにはならないようにしましょう。英語ができるようになってくるとアピールしたくなるかもしれませんが、それは英語が求められる環境だけでするべきです。日本人だらけで、ドキュメントや成果物も日本語だらけの環境で、英語を強調されても、周りは苦笑するだけです。来たるべき転職までは、その磨き続けた刃をちらつかせるのは抑えて謙虚にしておいた方が良いと思います。

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年収360万円でIT業界のキャリアスタート
SES -> Web業界 -> 大手メーカー -> フリーランス
と経験してきて、現在は年収1000万円を越えました。

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